性器カンジダ症、聞いたことあるけど詳しくは知らないという人も多いはず。この病気は、カンジダという一般的に体内にも存在する真菌が原因で、特に抵抗力が落ちた時やストレスがたまった時に発症しやすい性感染症です。
症状は女性ではかゆみや白いおりもの、男性では皮膚の赤みやかゆみがあります。しかし、症状が出ないことも多く、気づかぬうちに感染拡大のリスクが。早期発見・早期治療が大切です。
性器カンジダ症の基本情報
- 病原体: カンジダ・カンジダ属(一種のカビ)
- 潜伏期: 1日~1週間、場合によっては何年も
- 感染経路: 性行為、または自己感染(体内にすでに存在する場合)
男女別の主な症状
女性
- 陰部がかゆい、ヨーグルト状の白いおりもの
- 排尿時やセックスの際に痛み
男性
- 無症状、もしくはかゆみ
- ペニスの先端が赤く、水泡ができる場合も
なぜ感染するの?
- 体力・免疫力の低下: 風邪や疲労、ストレスなど
- 抗生物質の使用: 薬の副作用でカンジダが増殖
- 性行為: カンジダが体内に存在する場合、性行為で感染することも
どうしたらいいの?
- 検査: 分泌物を顕微鏡で調べる
- 治療: 抗真菌剤のクリームや膣剤を使用
- 定期チェック: 感染リスクが高い人は定期的な検査が必要
注意点
- 抗生物質やステロイドは悪化する可能性があるので、医師の指示に厳守
- 5人に4人が症状を自覚しない場合もあるので、不安な人は早めの検査を
性器カンジダ症は、特に20代の若い世代でも注意が必要です。症状が出たら、早めに医師の診断を受けて治療を始めましょう。
参考:日本性感染症学会